株式会社サマーウインドは、社員を増やさずにAIで自社の業務を回し、そこで実際に動いた形だけを中小企業へお渡しすることを事業としています。本ページは、当社の経営ビジョンとDX戦略、その推進体制と指標、およびサイバーセキュリティ対策を公表するものです。
1. 経営ビジョンとビジネスモデル
人を増やして仕事を回す形は、中小企業では続きません。採用の費用も、教育の時間も、辞めたときに失うものも、規模の小さい会社ほど重く効きます。当社は「人を増やさずに、事務作業をなくす」を経営の方向としています。
そのために当社が使う技術は、生成AI(大規模言語モデル)です。当社は2005年の設立以来、インターネットのみで事業を行ってきました。現在は社員を置かず、代表1名とAIで会社を運営しています。
ビジネスモデルは2つです。ひとつは、自社の業務をAIで置き換えること。もうひとつは、そこで動いた形を、中小企業向けのAI導入支援・AI顧問として提供することです。お客様にお渡しするのは、当社が自分で毎日使っているものと同じものです。
2. DX戦略
2-1. 自社業務のデジタル化(内側)
当社は以下の業務を、人手からAIへ移しました。いずれも実際に稼働しているものです。
- ウェブサイトの制作
- 外部委託していた頃は費用100万円・期間3か月。2026年8月に自社で全面的に作り直し、所要は半日
- 名刺・紙資料のデータ化
- 名刺129枚を写真12枚から43分でデータ化。誤りなし
- 取引先ごとの文書作成
- 300社に対し、相手のサイトを読んだうえで1社ずつ異なる本文を作成
- 広告運用
- 出稿・検索語句の点検・レポートの作成
- 経理
- 請求書の作成、入出金の突合、月次の棚卸し
- 問い合わせ対応
- 定型の返信文の作成と検品
- 動画制作
- 台本・ナレーション・字幕・編集
人が行うのは、最後に内容を確かめることだけです。
2-2. お客様へのAI導入支援(外側)
中小企業に対し、次の2つの形で提供しています。
- AI顧問
- 月額110,000円(税込)から。毎月ひとつずつ、AIに任せる業務を増やしていく形
- 企業導入
- 従業員10〜30名規模の会社に対し、権限の設計、社内データとの接続、安全柵の設定、社内規程の整備、最初の自動化までを実装。初期費用150万円〜300万円、実装期間2週間〜1か月、以後は月額の保守顧問
成果物はすべてお客様にお渡しします。当社との契約が終了しても、お客様の環境で動き続ける形にすることを設計の前提としています。当社側のシステムへログインしていただく形は採りません。
3. 推進体制・人材・企業文化
DXの推進体制は、代表取締役 渡部純一が統括します。設計・実装・検品のすべてを代表自身が行い、間に立つ担当者を置きません。意思決定と実装のあいだに人を挟まないことを、体制上の方針としています。
人材については、AIを扱える人を採用するのではなく、代表自身が実務でAIを使い続けることで能力を維持する方針です。新しい手法は、まず自社の業務で試し、動いたものだけをお客様に提供します。試していないものは提供しません。
企業文化として、うまくいかなかった事例を社外に公開しています。自社サイトの記事において、当社自身の失敗(AIに自社が推薦されなかった件、案内の導線を1段増やしたことで反応が大きく減った件など)を数値とともに公開しています。
4. ITシステム・デジタル技術活用環境の整備方針
- 利用する基盤
- 法人契約した生成AIサービス(Claude、ChatGPT等)を用います
- 権限の設計
- 誰が何を読めて、何を書き換えられるかを事前に定義します。定義せずに導入しないことを原則とします
- データとの接続
- 顧客名簿、見積、請求、業務マニュアル、メール、カレンダーなど、業務に必要なデータへ接続したうえで運用します
- 安全柵
- 削除してはならないデータ、送信してはならない宛先を、機械的に止める設定を行います。人の注意力に依存させません
- 学習への不使用
- 入力したデータがAI提供事業者の学習に使われない設定と契約で運用します
- 属人化の回避
- 設定・設計書・手順を文書として残し、担当者が不在でも再現できる状態を保ちます
5. 戦略の達成状況を測る指標
当社は、以下の指標で進捗を把握します。
- AIへ移した業務の本数
- 自社・お客様それぞれについて、月あたり何件の業務を人手からAIへ移したか
- 外部委託費の削減額
- 従来外部に委託していた業務の費用との差額(例:ウェブサイト制作=従来100万円・3か月/現在=半日)
- 処理時間の短縮
- 同一業務に要した時間の前後比較(例:名刺129枚のデータ化=43分・誤りなし)
- お客様の継続率
- AI顧問契約の継続月数
これらは自社の実測値に基づき、推計値は用いません。
6. 経営者による情報発信
代表取締役 渡部純一が、自社サイトおよび動画で、AI導入の実務について継続的に発信しています。発信する内容は、当社が実際に行い、数値を確認できたものに限ります。
7. サイバーセキュリティ対策
- アクセス権限
- 業務システムへのアクセス権限を必要最小限に限定し、多要素認証を用います
- 認証情報の管理
- パスワード管理ツールで一元管理し、平文での保管・共有を行いません
- データの取り扱い
- お客様からお預かりしたデータは、目的の範囲でのみ利用し、AI提供事業者の学習に用いられない設定で扱います
- 誤操作の防止
- 削除・送信など取り返しのつかない操作は、機械的な制限と実行前の確認を経る運用とします
- バックアップ
- 業務データを日次で外部媒体へ複製します
- お客様環境での設計
- 導入支援においては、上記と同じ考え方で権限・安全柵・学習不使用の設定を行います
詳細は情報セキュリティ基本方針をご覧ください。
8. DX認定(経済産業省)の申請
当社は、情報処理の促進に関する法律第28条に基づくDX認定制度に、2026年8月30日付で認定申請を行いました(審査中)。本ページに公表している経営ビジョン、DX戦略、推進体制、指標、サイバーセキュリティ対策は、同制度の認定基準(デジタルガバナンス・コード)に沿って策定したものです。
9. 事業者情報
- 事業者名
- 株式会社サマーウインド
- 法人番号
- 3390002015442
- 所在地
- 〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-8-3 丸の内トラストタワー本館20階
- 代表者
- 代表取締役 渡部 純一
- 設立
- 2005年4月
- DX推進の統括責任者
- 代表取締役 渡部 純一
策定日:2026年8月27日/本方針は年1回見直します。